【GCP】gsutil rsyncの注意点

Google Cloud Platform(GCP)のオブジェクトストレージ、Google Cloud Storage(GCS)を使う機会がありました。
GCSにrsync(gsutil rsync)を使ってファイル同期を試したのですが、ハマった点があったのでご紹介します。
なお、環境は

OS:Windows 10
Google Cloud SDK:269.0.0
gsutil:4.45

です。

1.ファイル、フォルダ名が日本語だとエラーになる

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現状Windowsでは根本的な回避策はないようです。
定期的にGCSにバックアップを取る運用を考えている場合、一番の制約になると思います。
また、ワード、エクセルでは問題なかったのですが、テキストファイルは中身が日本語だと転送先で文字化けします。

2.中身が空のフォルダは同期されない

gsutil rsyncでフォルダをGCSに同期するには、-r オプションを使います。
が、中身が空の場合は同期されません。フォルダの中に空のフォルダがあっても同期されません。
つまり、ファイルが1つでもないと同期されません。

3.SQL Serverの、使用中のデータベースのデータファイルは転送できない

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これが一番ハマりました。
エラーメッセージがPermission Deny だったのでmdfファイル、ldfファイルの権限を色々変更して試したのですが、使用中のデータベースのmdfファイル、ldfファイルは同期できないようです。
バックアップされたファイルは問題なく同期できます。

gsutil rsyncでGCSにデータを同期するには他にも制限があるかもしれません。
GCSの利用をご検討の方の参考になれば幸いです。

GCPのアラート管理、障害対応自動化もAMFが利用できます。
AMFサービスの紹介ページは、以下よりご覧ください。

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